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第5回ペア将棋大会のお知らせ

第5回ペア将棋大会(新)

昨年も大好評だったペア将棋大会を上記の通り開催いたします。
皆様の参加をお待ちしています。

日時:平成31年1月27日(日)

時間:10時~受付 10時30分~開始

会費:一般1500円 会員1000円 学生500円 
※1月23日(水)までに予約の方にはお弁当を出します。

大会方式
・二人一組でペアを結成して頂きます。(親子、兄弟、親族同士、友達同士など何でもOK)
・申し込み時に相手がいない方もお気軽にお申込みください。(大会までに事務局でペアを準備します)
ペアの棋力に応じて、以下のようなハンディを設定します。(NEW)

 ①ペアの平均棋力四段以上→Aランク
 ②ペアの平均棋力初段以上→Bランク
 ③ペアの平均棋力3級以上→Cランク
 ④ペアの平均棋力7級以上→Dランク
 ⑤ペアの平均棋力8級以下→Eランク
上記のようにクラス分けを行い、ランク差に応じて以下のような手合いとします。
1ランク差→角落ち
2ランク差→二枚落ち
3ランク差→五枚落ち 
4ランク差→七枚落ち 

申し込みは こちら から。
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はじめの一歩からの指導 ⑤

 前回は生徒さんが「飛と角だけの将棋」を体験するところまでお話しました。
 ちなみにコミセンの教室では、どうぶつ将棋と飛角将棋で1時間30分かかりました。
 飛角将棋は、「飛と角を成る」から「龍・馬で敵玉を追い詰める」までの一局の流れを、短時間で習得できます。
 今回は、もう一歩、本将棋に近づいたルールを体験します。玉・飛・角だけでは単純なゲームですが、これに「歩」が加わると、一気に複雑さが増し、将棋らしくなります。

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 「歩のない将棋は負け将棋」は将棋の本質を表す格言

 まず生徒さんに駒をみせて、「歩兵」の読み方や動きかたを聞きます。この辺はスムーズに答えられます。
 つぎに歩を裏返します。「と」が金の崩し字であること、金の動きができることを説明します。

 そして歩を敵陣三段目に並べていきます。
 次にどう指すかを聞きます。角を成る、飛を成るという答えが返ってきます。これも全員正解できます。
 
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上手だけ歩を並べたところ
 
 ここで「駒を取る」というルールを教えます。たとえば飛を成るとき、①2三のマスにある相手の歩をつまみ、②歩を自分の駒台に置き、③飛を裏返しながら、④2三のマスに飛を移動させる、という複雑な動作をします。
 飛角将棋の復習をしたければ、この初形から、また指導者との対局をします。指導のポイントは、①飛と角を両方とも成ること(片方成っただけで満足しない)、②龍と馬で協力して玉を追うこと(一段目の玉に対し、龍を二段目、馬を三段目にセットする)の二つです。

 もう少し高度にします。「このままだと先生勝てないから少しズルをします」などと言いながら、玉を3二に置きます。
 さきほどと同じように飛や角を成ると、上手の玉に取られてしまいますね。ここで、敵陣に並んだ歩は「カベ」となり、歩を守り駒で下から支えると飛角の成りを防げる、ということを教えます。

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 歩のカベを上手の玉で支えている状態

 「では皆さんならどうやって破りますか」と問います。アイデアとしては、
   ① 上手の玉で支えていない歩を攻める(▲6六角や▲7八飛)
   ② 飛角を一点に集中する(▲3八飛)
   ③ 上手の玉を振り回す(▲9七角△4二玉▲2三飛成)
などがあり、多くの生徒さんが正解できるでしょう。

 この初形から指導将棋をする場合、指導者は、生徒さんが上記①②③のどのアイデアを使っているかに注目してください。①で指している子には、②や③にも(できれば自分で)気づいてほしいです。次のステップに進むときに攻め方のバリエーションが増えます。
 また、飛角将棋でのポイント(飛と角を両方とも成る、龍と馬で協力して玉を追う)を忘れていないかを注意します。

 このあと、さらに自陣にも歩を並べていきます。

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 10枚落ちから下手の金銀桂香を除いた初形

 自陣に歩がなかったときとの違いに気づくのが目的です。
 「飛を成れない」と気づいたら、「▲2六歩~▲2五歩と飛先の歩を伸ばす」発想ができます。
 ただ、次の▲2四歩△同歩▲同飛は応用問題です。知識がないと正解できません。コツとして、たとえば下手が▲2五歩と指したら、△4二玉と2筋をがら空きにし、「歩のカベを支える駒がいなくなったところを攻める」という発想を持ってもらいます。ぶじ▲2四歩としたら、まず「上手が放っておいたらどうする?」とたずねます。▲2三歩成で強力なと金ができます。そこで上手は△2四同歩と取るしかないのですが、このままだと歩を損しただけ、ではどうするか、▲2四同飛とすれば歩も取り返せて飛も成れる、と思考を発展させていきます。
 「角が動けない」と気づいたら、「どうすれば角が成れるか」と考えます。▲7六歩が「角道を空ける歩」と気づくはずです。しかし上手に△4二玉と守られると、歩のカベを玉で支えられ、▲3三角成とできません。
 この後の考え方は難しいです。たとえば、「△3三歩が角の成りこみを止めている」から「この△3三歩が前に進めば角が成れるのではないか」という発想が浮かべば、▲3六歩~▲3五歩と3筋の歩を伸ばし、▲3四歩△同歩▲1一角成という手順に気づくかもしれません。▲1一角成の後は、「飛を使うにはどうしたらよいか」を聞き、▲3八飛~▲3四飛という手順に気づいてほしいです。
 最後に歩の機能を説明します。相手の歩は飛角の成りを防ぐカベです。いっぽう、自分の歩は、飛角の動きをジャマしています。しかし、▲2四歩や▲3四歩のような手ができないと、飛角が成れません。そこで、「相手の歩のカベは自分の歩がないと壊せない」「だから歩がないと負けてしまう」とまとめます。
  
<文責 大谷和広>

黄金世代誕生か

 平成31年1月6日(日)、北海道新将棋会館で行われた第12回北海道将棋グランプリで、石井尚輝くんがゴールドカップ(有段者の部)に出場。強豪19名参加のなか、3勝1敗のすばらしい成績でした。石井梨奈さんはシルバーカップ(級位者の部)にチャレンジ、1勝3敗でがんばりました。
  →→ 札幌将棋情報ブログ
 

 平成31年1月13日(日)、苫小牧市文化会館で行われた新春指し初め会、次の一手名人戦で中林涼太くんが吉田正明さんに3枚落ち(飛・角・右香)で挑み、42手で完勝しました。対局のもようを振り返ります。

図は下手の右四間飛車を上手が矢倉で受け止め、銀桂交換に甘んじた場面。ここから下手が一気に決めます。
涼太くんの指した次の一手をお考え下さい。

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飛を成って攻めるのがわかりやすい


・・・・・正解は・・・・
▲5四銀! △5五銀が浮いているので、△5四同金と応じるしかありません。飛筋がキレイに通り、下手は▲4二飛成と狙いを実現しました。上手が△7三玉とかわしたところで、再び涼太くんの次の一手をお考え下さい。

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思い切って踏み込む


・・・・正解は・・・・
▲5五角! 角を捨て銀を補充し、上手玉を一気に寄せようとする手です。上手は△5五同金とし、下手の▲6二銀に△8四玉としました。 ここで涼太くんに詰みを読みきった決め手がありました。

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上手玉はあんがい狭い 


・・・・正解は・・・・
▲3三龍! 龍も捨て金を補充しました。△3三同桂に▲8五銀!で上手投了。△8五同玉▲7七桂△7六玉▲8六金までピッタリの詰みです。


石井尚輝くんも中林涼太くんも小学6年生。渥美陽太くんとともに黄金世代を形成する予感があります。

<文責 大谷和広>

新春指し初め会

 平成31年1月13日(日)午後1時から苫小牧市文化会館で恒例の指し初め会を行いました。
 18名のかたにご参加いただき、盛況となりました。

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 第一部はリレー将棋 4~5名1チームで交代で指していきます

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自信のない手もチームでカバーします

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優勝候補のクローバーチーム 革命チケットに泣く

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優勝したハートチーム 高橋一徳さんは第二部でも名人に

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第二部は次の一手名人戦 苫小牧民報杯成績優秀者どうしの対戦

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支部長が大盤解説でもりあげます

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運命の三択 カラフルですね

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感想戦をする両対局者

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新春らしくカードゲーム(ネコ将棋)に興じる

商品もたくさんあり、皆さんに楽しんでいただけたようです。
今年もよろしくお願いいたします。

<文責 大谷和広>

平成31年1月子ども教室第1回

平成31年1月12日(土)午後1時から、苫小牧市文化会館で年初の教室を行いました。


入門クラスは7名。詰め将棋、講座(振り飛車戦法の基礎)、実戦をやりました 

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生徒に大好評の吉田先生


初級クラスは12名。実戦、講座(振り飛車に右四間飛車)、詰め将棋をやりました。 

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練習の成果が出ています


中上級クラスは今回5名。棋譜並べや詰め将棋解答競争をしました。 

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小学生作家の作品に感心する講師たち


次回は平成31年1月26日(土)午後1時00分から苫小牧市文化会館で行います。
野月浩貴八段が来苫されます! ふるってご参加下さい。

<文責 大谷和広>

はじめの一歩からの指導 ④

 前回は生徒さんが「どうぶつ将棋」を体験するところまでやりました。30分~1時間くらいで一通りできます。
 ここから本将棋の指導です。未就学から小学校低学年の生徒さんにとって、覚えることが多く、内容もすこし難しくなります。どうぶつ将棋体験からの流れで、自然に本将棋に親しんでもらうことをめざします。
 
 まず駒を一切置いていない、本将棋の盤を生徒さんにみせます。
 盤は9×9マス。九九を習うのは小学2年生なので、3年生の生徒さんがいたら「何マスありますか?」と質問したりします。
 そして「どうぶつ将棋の盤と比べてどうか」を質問しましょう。「とても広い!」という答えが返ってきます。

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 「本将棋の盤は広い」がキーワード

 次に本将棋の駒を取り出して、生徒さんに見せます。教える側としては、ステップを細かく設定し、1ステップあたりの情報量を少なくすることを意識します。
 第1ステップは玉将と王将。どうぶつ将棋のライオンで、動きは同じです。玉がとられたら負けになることを確認し、「大事だから真ん中に置くね」などと盤の5九と5一に置きます。
 第2ステップは角行と飛車。「かく」「ひしゃ」という読み方はたいていの子が知っています。「角(ゾウ)はナナメ、飛(キリン)はタテヨコ」という動きの特徴も、どうぶつ将棋からの流れで、すんなり理解できます。ただ、ゾウとキリンは1マスしか動けません。飛・角は「盤が広いから、盤の端までどこまでもいける」と説明します。
 第3ステップ。角と飛を裏返します。「龍馬」「龍王」と崩し字で書いてあります。生徒さんの年齢では読めないので、読み方や略称をサラッと説明します。そして、「ドラゴンとペガサス」「進化した完全体」など、表現はなんでもいいのですが、龍と馬は弱点がなくなった強い駒だと強調します。
 第4ステップ。角と飛を盤の定位置(8八と2八)に置きます。飛・角が裏返るのを「成る」ということ、敵陣(一段目から三段目まで)に侵入したら成れることも同時に説明します。また、盤上で実際に角と飛を動かして成る動作をします。
 
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「飛角将棋」と呼んでいる

 どうぶつ将棋から本将棋への案内として、最初はこの「飛角将棋」がよいです。
 まずは大盤などで解説します。「先生(後手)の王を追い詰めるにはどうしたらいいか」を聞き、「最強の駒(龍と馬)をつくる」と答えさせます。これは駒落ちにも平手にもあてはまる汎用性の高い原理。指導のたびに繰り返して質問し、答えさせます。
 次に、「飛をどこに成ったらいいか」を質問します。▲2一飛成と答えたら、「王手だから狙いはいい」と褒め、「だけど先生は逃げるよ」と△6二玉と動かします。「逃げるところがこんなにたくさんある」と玉を上部に逃がしてはいけないことを強調します。
 こうすれば正解の▲2二飛成にたどりつくはずです。盤のマスをトントンと指さし、「龍の横の効きが強くて先生の玉が逃げられない」と言いながら△4一玉と動かします。
 ここで再び「みなさんはどう指しますか」と問います。▲4二龍や▲5二龍という答えならしめたもの。△同玉として、取った飛を得意げに生徒に見せます。「強い駒をタダで取られたらもったいないね」といい、「龍という強い駒でも一人ぼっちで攻めていってはいけない」と説明します。また▲2一龍や▲1一龍としたら、「やったぁ!」などと大げさに言いながら△5二玉とします。
 こうして何度か試行錯誤をすれば▲3三角成にたどりつきます。角を成るときは、盤のナナメのマスを指で順番にトントンとたたき、角がどこに移動できるかを確認するとよいでしょう。また「先生の玉はどこに動けるか」を聞き、どのマスにも龍か馬が効いていることを指で確認します。「しかたないから先生パス」といい、「みなさんの番です。どう指しますか」と問います。

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龍は二段目 馬は三段目
 
 詰みは三通り(▲4二馬、▲4二龍、▲3二龍)あり、全部やったほうがいいでしょう。指でマスを指しながら、ⅰ.王手がかかっているか ⅱ.玉の逃げるマスがあるか ⅲ.王手している駒を玉で取れるか、を確認します(私は「詰みの三要素」と言っています)。龍は二段目、馬は玉に近い三段目にいれば、龍と馬がコンビを組んで詰む形ができることを覚えてもらいます。
 
 解説が終わったら、この「飛角将棋」で講師との指導対局をします。上手は指す手がほとんどないので、5面以上の多面指しもこなせます。一方生徒さんは、待つ時間が多くなるので、口を閉じて考えることを指導する最初の機会となります。
 なお、上手は玉を三段目には動かさないようにしましょう。勝負がつかなくなるおそれがあります。

<文責 大谷和広>

はじめの一歩からの指導 ③

前回は、将棋のルールをお子さんに自然とおぼえてもらうために、「どうぶつ将棋」を使うとよい、ということをやりました。

<将棋のルール>
  ① 駒には種類に応じた動き方がある
  ② 自分の駒と相手の駒を、決まった配置にしてスタート
  ③ 交互に駒を盤上で動かす
  ④ 相手の駒は取ることができる
  ⑤ 取った相手の駒は自分の駒として打てる
  ⑥ 相手の玉を詰ましたら勝利 

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どうぶつ将棋の初形配置

 前回は初形の配置までやりました。今回はその後の指導です。
 まず、詰みまでの手順を大盤で並べます。

<大盤で並べる手順の例> 
1 ▲B2ヒヨコ  2 △同ゾウ
3 ▲B3ゾウ   4 △C1ライオン
5 ▲C3キリン  6 △同ゾウ
7 ▲同ライオン  8 △B1キリン
9 ▲C2ヒヨコ   まで先手勝ち

 講師にとって進めやすいのは「手順を並べながらルールの説明も同時にやる」方法です。

<初手の説明> ルール④を説明する
(講師)相手の動物を捕まえよう
     (B2のヒヨコをつかんで向きを直し、盤側右下に貼る)
    捕まえたら自分の動物を前に進める
     (B3のヒヨコをB2に動かす)

<2手目の説明> ルール③④⑥も説明する
(講師)相手が放っておくとどうなりますか?
     (「ライオンを捕まえる!」などの声)
    そうですね でも次は相手の番です
    相手は王手をはずします ヒヨコを取り返しましょう
     (B2のヒヨコをつかんで向きをさかさまにし、盤側左上に貼る)
    相手も捕まえたら、動物を前に進めます
     (C1のゾウをB2に動かす)

<8手目の説明> ルール⑤を説明する
(講師)みなさんはさっきゾウを捕まえました
     このゾウはつよい味方です 相手のライオンに王手できます
      (▲B2ゾウと打てば王手キリン取りになる)
     でも次は相手の番です ゾウを打たれないようにまもります
      (A1のキリンをB1に動かす)
    
 以下省略しますが、こんな感じで説明しながら詰みまで進めます。

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9手目▲C2ヒヨコ 「なんていうの?」「キャッチ!」

 解説のときに、対局時のマナーにも触れるとよいでしょう。
 開始のときに「よろしくお願いします」。
 終了のときに「負けました」「ありがとうございました」。
 この習慣は、どうぶつ将棋の段階で身につけておいたほうがよいです。
 
 いったん詰みまで解説したら、生徒に初めてどうぶつ将棋セットを配ります。
 はじめから目の前にセットがあると、つい開けて、遊びたくなります。
 どうぶつ将棋セットをいつ配るか、タイミングは考えておきます。

 その次にすることは、たとえば
  ア.大盤を見ながら生徒が目の前の盤で手順を再現する
  イ.講師と対局する(多面指し含む)
  ウ.生徒同士で対戦する
などです。
 アの「大盤での手順の再現」は、最初のうちは案外とできないものです。時間があればやったほうがよいと思います。
 イの「講師との対局」の場合は、生徒が大盤でやった想定手順を覚え、その通りに進めたら、講師も詰みまでその通りに進めます。勝つために手順を覚える努力と、勝ったときの喜びを、同時に実感してもらえます。
 ウの「生徒同士の対戦」の場合は、勝ち負けより、繰り返し指して慣れてもらうのが目的です。騒がしくなったら注意しましょう。マナー(「3つのあいさつ」と「口を閉じて指す」)ができているかをチェックします。
 ルール違反がしばしば起きます。その場で指摘する。1局終わってから言う。大盤で「こういう反則が多かったよ」と振り返る。どれもありだと思います。

<文責 大谷和広>

倉敷での熱き戦い

 洪水等の被害で順延となっていた第17回全国小学生倉敷王将戦が、平成31年1月5日(土)、ぶじ開催されました。

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全国各地から代表選手が集まる

 低学年の部で北海道代表となった志摩隆平君(白老萩野小3年)は、予選を力いっぱい戦いました。

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対局前の緊張の瞬間

8選手で戦うブロック予選は3連勝しないと本選に出られません。厳しいですね。

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それでも2勝1敗の好成績

 代表選手の強さを肌で感じることができたのでしょう。
 惜しくも予選通過はならなかったとはいえ、手ごたえ充分、大満足の志摩君でした。

<文責 大谷和広>

はじめの一歩からの指導 ②

 さて、お子さんにルールから教えるときに、指導者がとても重宝するグッツが、ごぞんじ「どうぶつ将棋」。
 
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デザインがかわいらしい 未就学のお子さんでもOK
 
 この「どうぶつ将棋」を指導に用いるとき、筆者が気をつけたのが、将棋のルールの本質を意識しながら、それを子どもに理解できる簡単な言葉や動作でサラッと教える、というところです。
 将棋のルールの本質を列挙すると、たとえばこのようになります。

  ① 駒には種類に応じた個性(動かせるマスと動かせないマス)がある
  ② 自分の駒と相手の駒に分け、決まった初形に配置する
  ③ 交互に駒を盤上で動かす(自分が指したら次は相手の番になる)
  ④ 相手の駒は取ることができる
  ⑤ 取った相手の駒は自分の駒として打てる
  ⑥ 相手の玉を詰ましたら勝利 

 どうぶつ将棋の大盤という面白いものが支部にありました。コミセンで教えたときは、この大盤を使いました。
 もちろん大盤がなければ、講師がどうぶつ将棋セットの前に座り、生徒の目の前で同じようにやってよいです。

 (講師) (駒をつまんで生徒に見せる)この動物、なにか分かる?
 (生徒) ライオン!
 (講師) (駒を盤に置いて)どう動く?
 (生徒) まわり全部! どこでも!
 (講師) いちばん強いのはライオンです。捕まったら負け。相手のライオンを捕まえたら勝ち。大事だから中心ね(盤のB4のマスに置く)。
 (講師) (駒を持って)次、この動物は?
 (生徒) ゾウ!
 (講師) (駒を盤に置いて)どう動く?
 (生徒) ナナメ!
 (講師) ライオンとちがって、動けないところがあるね
 (生徒) 前と横!
 (講師) ゾウは大事なライオンを守ります。ライオンを見るように置こうね(盤のA4のマスに置く)
  <以下 キリンとヒヨコを同様の手順で説明>

 こうやって駒を初形配置どおりに並べながら、各駒の動きも説明します。前に述べた将棋のルールの本質でいうと、①②を一緒に教えています。

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どうぶつ将棋の初形配置

 なお自分の駒を一通り並べたら、次に相手の駒を並べます。
 自分の駒は、ゾウが左、キリンが右ですが、相手の駒は、ゾウが右、キリンが左になります。
 これを教えるとき、「相手の駒は向きがさかさま、置くところもさかさま」と声をかけます。
 「相手の駒は自分から見て上下反対の動きになる」というのは、本将棋で初心者が意外と苦労する部分です。キーワード(さかさま)やジェスチャー(たとえば右手を下、左手を上にしてからクルッと上下を入れ替える)で最初から意識させるとよいでしょう。

<文責 大谷和広>

はじめの一歩からの指導 ①

 新年あけましておめでとうございます。
 2019年も日本将棋連盟苫小牧支部および当ブログをよろしくお願いいたします。
 
 さて、苫小牧支部の子ども教室は、今、入門(参加者は毎回5名~10名)、初級(毎回10名前後)、中上級(毎回10名前後)、の3クラスです。
 ただ「入門」といっても、実際にはある程度は将棋の指せるお子さんが対象となっています。
 駒の動かし方がまったく分からないというお子さんが見学に来られた場合、講師の個別指導で、ある程度は対応しています。
 しかし、参加する側に立ってみると、やはりハードルが若干高めなのでしょう。
 この参加する側にとってのハードルを、どこまで無理なく下げられるかが、今年の課題のひとつです。
 
 いま筆者は、市のコミュニティーセンターの依頼で、「指してみよう たのしい将棋」という教室をやっています。
 はじめの一歩、駒の動かし方から教えるのが狙いです。
 生徒さんは主に小学生で、各回5名から10名くらい。1回1時間30分で、土曜午前に、5週にわたり開講しています。
 
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 習字・お茶・生け花など「日本の伝統文化」を伝えるというコンセプト

 担当して初めて分かったのは、入門以前のクラス、駒の動かし方からの指導は、想像以上に難しい、ということです。ルールやマナーに限っても、教える事項は実にたくさんあります。どの事項を、どの順番で教えるか、どうやって教えるか、細かい工夫が必要と感じました。
 これから数回にわたり、「はじめの一歩」からの指導内容について、筆者の試行錯誤のさまを書いていきます。
 たとえば小学校のクラブ活動などの顧問の先生方、お子さんやお孫さんに将棋を教えたいと思っている保護者の方の参考になればと思います。

<文責 大谷和広>
プロフィール

日本将棋連盟苫小牧支部

Author:日本将棋連盟苫小牧支部
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