将棋教室 初心・初級コース おすすめの本 その1

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

私管理人Sは昨年から本格的に将棋教室のお手伝いができるようになり、初級コースを1年間担当させて頂きました。
1つのテーマを3か月(6回)で学習する、ということをやってきました。
1~3月→攻め方講座
4~6月→受け方講座
7~9月→終盤講座
10~12月→寄せ方講座

当初は前半1時間が講座、後半は20分で戦法学習、20分でその戦法の指定局面戦、15分で詰将棋、ともくろんでいましたが、3~4月に初心者の新会員が急増したため、初心コース1時間・初級コース1時間と講座の時間を1時間ずつで行いました。(初心コースが講座中は初級コースは指導対局・生徒同士対局する)
10月からは初心・初級合同で講座を行っていますが、初心コースだった子達も頑張っています。
半年あれば、初級コースの仲間入りができるようになる、という感じです。

さて、初心・初級コース用の教材作りにあたって、私が参考にさせて頂いた書籍を紹介します。
教室生のみなさんにはぜひ手に取って読んでもらいたい本です。

私が見てきた入門書の中で、間違いなくNO.1の1冊です。
この1冊で将棋の基礎中の基礎は確実に身に付きます。
「駒を取る」「敵陣を攻める」「駒を成る」「玉を詰める・寄せる」「囲う」を5か条として、1つ1つをとてもわかりやすく解説しています。
初心コースのお子さん必携の1冊です。


この本の秀逸なところは、序盤の指し手1つ1つの意味を詳細に解説しているところです。
特に、初形で考えられる手全てに対し、この手は○○だから価値が高い、この手は○○だから悪手…と解説しているところが秀逸。手の意味やねらいを考える力が付く本です。


初心者の将棋の特徴は「将棋が終わらない」すなわち玉を寄せることができないことです。
この本は終盤の考え方を教えてくれる本です。
特に、優れているのは、
詰み>必至>詰めろ・寄せ
これらの違いをわかりやすく解説していること。
詰ますためには、次に詰む状態を作らなければならない。(詰めろ)
そのために、攻め駒を玉のそばに寄せて行かなければならない。(寄せ)
ということがとてもわかりやすく書いています。

この3冊は振り仮名がふってあるので、子どもだけで読めるのも大きなメリットです。


NHK将棋フォーカスの初段を目指す講座「野月浩貴のイチ押し! 初級アカデミー」の内容がまとめられた本です。
子どもが一人で読むには難しい本ですが、野月七段独特の初心者へのアプローチの仕方は基本を押さえつつも随所に斬新なアイディアが多いt感じました。初心者に教える機会がある人は一読の価値ありと思います。


NHK将棋フォーカスの初段を目指す講座「藤井猛の初出し攻め方フォーラム」の内容がまとめられたものです。
講座を全て見ていましたが、駒得する、駒交換をする、数の攻めで敵陣を突破する、両取りで駒得する、といった攻めるときの考え方や基本手筋が満載でした。まだ発売されていないのでわかりませんが、これも指導者必携の一冊になるのではないかと思います。


初心者に必要なことは、「詰みとは何か」「どういう形になったら詰か」を繰り返し練習すること。
本書は特に最初の方の問題が詰み形の基本中の基本を網羅しています。

何かの参考になれば幸いです。
(管理人S)
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おすすめ棋書紹介 7手詰ハンドブック

久々の更新です。
稀代の詰将棋作家、浦野七段によるハンドブックシリーズの最新作「7手詰ハンドブック」が発売されています。
5手詰はもうカンタン!というレベルになったら、ぜひチャレンジしてみましょう。
使用駒は10枚以下、実戦形に近い形で、取り組みやすいと思います。

ちなみに管理人もチャレンジしましたが、結構てこずってしまいました。
10分以上考えても解けない問題もちらほら…(汗)


(管理人S)

おすすめ棋書紹介7 終盤編「7手詰め以上」

5手詰めが物足りなくなったら7手詰め以上の詰め将棋にチャレンジしましょう。
ちなみに詰め将棋が苦手な管理人は、7手詰めで大苦戦しています。
良い子のみなさんは、くれぐれも真似してはいけません(笑)

7手詰め将棋(高橋道雄)

高橋九段による、5手詰め将棋の続編です。
5手詰め同様、難易度が比較的低く、7手詰の入門書として最適な1冊と思います。

脳トレ7手詰(北浜健介)

浦野七段と並ぶ、詰め将棋作家として有名な北浜七段の作品。
1260円で100問という構成は、コストパフォーマンス的には若干?な感もありますが、難しい問題も多いようですので、手ごたえはかなりあると思います。
7手詰め将棋を終えた後のさらなるレベルアップによいと思います。

脳トレ9手詰(北浜健介)

史上初?のオール9手詰め本。
7手詰めが一通りできるようになったらチャレンジしみてはいかがでしょう。

中田章道短編詰め将棋代表作(中田章道)

実戦的な短編創作に定評のある中田七段の好作が収録されています。
将棋世界誌でも「実戦に役立つ5手・7手詰め将棋」を毎月連載されている中田七段の作品は棋力アップに間違いなし!(といいつつ管理人は読んだことがありません…ゴメンナサイ…あくまで紹介ということで)

いちばんやさしい7手からの詰め将棋(飯野健二)


本書のつくりは他の詰め将棋本とは一線を画しています。
詰め将棋のルールの一つに「駒が余らない」というのがあります。
本書にはそれがありません。詰の局面で持ち駒が余ってもOK。
また詰め将棋は、基本的に駒を取らないで詰ますことが多いのですが、本書の問題は駒取り問題が多いのも特徴です。
詰め将棋の美しさ、芸術性廃し、より実戦に重みを置いた作品と言ってよいでしょう。
普通の詰め将棋に慣れた頭では戸惑いもあるかもしれませんが、実戦で役に立つことは間違いなしと思います。

詰め将棋道場シリーズ(勝浦修)
1詰め将棋道場 7手~15手(15手以上あり)


2詰め将棋道場 7手~11手

 
3新・詰め将棋道場 5手~9手


北海道出身で、さっぽろ東急将棋祭りに何度も出演されるなど、道民には馴染みの深い棋士の一人、勝浦九段。
詰将棋道場シリーズは、過去にスポーツ新聞の連載に掲載されていた問題の中から良作をピックアップしたものです。
やはり実戦形が多く、解いてみたくなる好形問題が多いです。
1は手数の幅が広いですが、続編2冊は手数が絞られており、棋力に応じた選択が可能です。
これまでの勉強の総仕上げとして、活用してみてはいかがでしょう。

以上、おすすめ詰め将棋本の紹介でした。
今年は私も詰め将棋を頑張るぞー!

(管理人S@札幌帰省中)

おすすめ棋書紹介6 終盤編「5手詰めいろいろ」

1手詰め→3手詰めの段差が非常に大きいですが、3手詰め→5手詰めもなかなか厳しいです。
やはり読まなければいけない量が増えるからです。
ただ、3手詰めをきっちり勉強してから挑めば、思ったよりきつくないのではないか、とも思います。
1つは、3手詰めをきっちりやっていれば、脳内で読む習慣がある程度身についてきているはずなので、それほど苦しくないということ。
もう1つは、3手詰めで学んだ手筋(退路封鎖、玉を危険な場所におびき出す…など)の組み合わせで大体解けるということ。
前述の3手詰めトレーニングをしっかり積み重ねていれば、5手詰め恐れるに足らず!
がんばってチャレンジしましょう。

5手詰めハンドブック1&2(浦野真彦)



浦野七段のハンドブックシリーズは、5手詰めからスタートしました。
「○手詰め」に特化した本が出始めたのは本書がきっかけだったと思います。
このシリーズのキャッチフレーズは「思わず解いてみたくなる好形」。
実戦に現れそうな形になっているものが多いのです。
詰め将棋は苦行と感じる人も多いようですが(管理人もそのうちの一人でしたが)、実戦的な形をしているだけで、「これは終盤力のアップにつながるぞ!」という気持ちが湧き起こり、やる気も出るというものです。
ただ3手詰めハンドブック同様、1はやはり絶版になってしまっているようです。
2はまだ在庫があるようですので、興味のある方はお早めに!

5手詰め将棋(高橋道雄)

現在NHK将棋講座で講師を務めている高橋九段。
高橋九段は執筆活動に意欲的で、良書が非常に多いです。
定跡書がメインと思っていたのですが、詰め将棋の本も多く出されていました。
その中でも本書は特に素晴らしいです。
5手詰めハンドブックよりも難易度が低く、かつ5手詰めハンドブック以上に実戦に表れそうな形の問題ばかりだからです。
5手詰めに特化した本はあまりないようですが、5手詰めに初めてチャレンジする人には本書を1番最初に手に取るのがよいでしょう。

将棋教室上級コースの詰め将棋大会は5手詰めが標準のようですので、本書をマスターし、詰め将棋名人を目指しましょう!

(管理人S@札幌帰省中)

おすすめ棋書紹介5 終盤編「3手詰めいろいろ」

1手詰めを卒業したら、次は3手詰めにチャレンジ。
ただし、1手詰めから3手詰めへのステップアップは、かなりの段階の差があると考えたほうがよいです。

なぜかというと、3手詰めは「相手の最善の応手を読む」という作業が入るからです。
1手目(自分の手)→2手目(相手の応手)→3手目(2手目に応じた自分の手)
と読まなければいけないので、単純に読まなければいけない量が増えます。
それは、読みぬけの可能性がグンと増えるということでもあります。
また、2手目と3手目の駒の動きを脳内の将棋盤で処理しなければいけません。
これが大変なのです。
しかし、この訓練を繰り返すことで、終盤の局面はもちろん、1局全体を通して、読みの力が増えることは間違いありません。
詰め将棋の練習をすることが、終盤力だけでなく棋力向上に大いに寄与するのも、この「脳内で読む」という大変な作業を潜り抜けるからなのです。
とはいえ、最初から脳内で読む続けるのも初心の方には酷な話。
以前プロ棋士がどこかで言っていましたが、「詰め将棋はわからなければ盤に並べて解いても良い」のだそうです。
慣れるまでは盤駒を使って解くのもいいでしょう。

前置きが長くなりましたが、3手詰めおすすめ本を紹介します。

3手詰ハンドブック1&2(浦野真彦)



1手詰めでも紹介した「1手詰めハンドブック」の姉妹作。
このシリーズは、実は5手→3手→1手の順に発表されています。
1の方は、3手詰めの中でも、最も優しい形から始まっている(例:金を二枚打って詰み、のような並べ詰み)ため、抵抗なく取り組めるのではないかと思います。
2の方は、読んだことがないのですが、1で取り扱っていない詰み筋を扱っているのではないかと思います。
ただ残念なのは、どうも絶版になったようで、入手がやや困難になってしまったことでしょうか。
アマゾンでは定価以上の値段がついていますが、状況が許せば手に入れることをおすすめします。

将棋3手詰め入門ドリル

この本も、3手詰めに初めて挑んだ人が挫折しないように…という構成がとられています。
というのは1手詰めと3手詰めがセットで出題されているのです。
1手詰めで学んだ基本を3手詰めで生かす、と言う形になっているため、3手詰めを解くときは、先にやった1手詰めの形に持っていけばよく、その分読みの負担が軽減されます。
私も初めて見たときは、「素晴らしい作りだな」といたく感心しました。
幸い新品の在庫もまだあるようですので、本書から入るのも良いかもしれません。

(管理人S@札幌帰省中)

おすすめ棋書紹介4 終盤編「1手詰めいろいろ」

ここ数年、短手数の詰め将棋本が続々と出版されています。
その中かから、管理人の独断と偏見で、「これはいいぞ」という本を紹介いたします。
まずは1手詰めから。
「1手詰めハンドブック」浦野真彦

詰め将棋の名手、浦野七段による一手詰め集です。
あらゆる詰みのパターンが網羅されており、入門用として最適な1冊です。
問題数は全300問。
前半は詳細な解説があるのもgood!

「将棋1手詰めドリル」椎名龍一

椎名さんって誰?という方も多いかもしれません。
椎名さんは将棋の観戦記者です。
この本も将棋初心者を念頭に書かれた本で、先に紹介した1手詰めハンドブックよりも先に出版されています。
問題数は全280問ですが、そのうち実戦形が120問あるのが本書のポイントです。
詰め将棋の大半は部分図で出題されており、詰みだけを考えればいいのですが、実戦ではそうはいきません。
より実戦的な力が身につく構成となっています。

スイスイ解こう!オール1手詰め412題(森信雄)

森信雄七段と言えば、有段者でも手こずりそうな、ひねりの利いた短編詰め将棋で有名ですが、本書はうってかわって詰みの基本を扱った問題が多いです。
ただし、解説が一切ないので、ある程度詰め将棋に慣れてから読んだほうがよいでしょう。

この3冊をマスターすれば、1手詰めは一目でわかるようになるはず。

(管理人S@札幌帰省中)

おすすめ棋書紹介3 終盤編「寄せの手筋200」

もう1冊、伝説となっていた名著が昨年復刻していました。
寄せの手筋200

本書は、必至問題を中心にした寄せの問題集です。
様々な寄せの手筋を9のパターンに分類し、基本から応用へ、無理なくステップアップできる構成になっています。
ちなみに、管理人が1回読んだときの正解数は、200問中140問くらいでした。
本書の200問が一目できるようになるまで繰り返せるようになったとき、それはあなたにすさまじい終盤力が身についたときと言えるでしょう。

将棋教室のみなさん、お年玉を使い切る前に本書を購入し、トレーニングに励みましょう(笑)

(管理人S@札幌寄生虫帰省中)

おすすめ棋書紹介2 終盤編「美濃崩し200」

あけましておめでとうございます。
今年も苫小牧支部のブログをよろしくお願いいたします。

お正月、餅を食べながらふと思い立ちましたので、久々におすすめ棋書紹介をいたしましょう。

昨年末に寄せの名著が加筆・修正を加えて復刻しました。
「寄せの手筋200」

片美濃、本美濃、高美濃、銀冠、木村美濃、金美濃など、あらゆる美濃囲いの崩し方がこの1冊で勉強できます。
管理人も年末に購入して読んでみたのですが…難しい!
今まで居飛車一本でやってきた管理人としては、美濃攻略にはかなりの自信があったつもりだったのですが、知らない手筋がたくさんありました。
今までいかにまずい寄せをしてきたことか…と新年早々反省しております(涙)
居飛車党の人には、タイトル通り美濃崩しの基本と応用を学ぶことができます。
振り飛車党の人には、美濃囲いの急所を知ることで適切な受け方を学ぶことができるでしょう。
美濃囲いについては、この1冊で十分、と言えるほど価値ある一冊です。

将棋教室の皆さん、お年玉が残っているうちに買いましょう(笑)

(管理人S@札幌寄生虫帰省中)

パソコンで将棋を勉強するなら…これに決まり!

昨日行われた清水市代女流王将対スーパーコンピューターあから2010の対局は、コンピュータ側の快勝となりました。
コンピュータ将棋の近年の発展は著しいものがあります。
羽生名人、渡辺竜王らトップクラスを脅かすのはいつになるのでしょうか。
さて、そんなコンピュータの強さを体感できる超お勧めPC将棋ソフトがあります。

このソフト、実に様々な使い方ができます。

1、通常対局
12級~六段+まで様々なレベルで対局ができます。
自分と同じレベルを想定して平手対局するもよし。
月例会に向けて、棋力を高めに設定して駒落ち戦を挑んでもよし、です。

2、定跡講座
本商品はこれが一番のウリかもしれません。
定跡伝道師こと、所司和晴七段が監修したあらゆる戦型の定跡が網羅されています。
平手戦はもちろん駒落ち戦もバッチリ。
気になる戦型の最先端の定跡も一通り確認できます。
ただし解説はそれほど詳しくないので、詳しく学びたければ専門の書籍の購入をお勧めします。

3、定跡道場
あらゆる戦型の指定局面での対局ができます。
矢倉なら矢倉。四間飛車なら四間飛車、というように。
勉強した定跡を実戦形式で集中的に勉強したい場合にお勧めです。
もちろんコンピュータの強さも自由に設定できます。
勉強と対局。この繰り返しが血となり肉となり、定跡を体で覚えることに繋がるはずです。

4、棋譜解析・検討モード
自分の対局の棋譜をコンピュータに診断してもらうことができます。
今日の対局、どの手が悪かったんだろうか?
気になって眠れない!そんなときには棋譜解析をしてもらいましょう。
これで疑問点もすっきり。
棋譜だけではなく、一局面を編集してそこだけ検討してもらうことも可能です。
家に帰って局面を思い出すのは一苦労、という方はカメラで局面を撮影しておくという裏技もあります。

ほかにもいろいろな使い方ができるようです。
将棋PCソフトの購入を検討されている方にはとにかくお勧めの一品です。

将棋教室の皆さん、今年のクリスマスプレゼントにいかがですか(笑)
wiiやDSのゲームを頼んでいるようでは強くなれませんよ(笑)

(管理人S)

駒落ち戦でお悩みの方に朗報

数年前に絶版となり、アマゾンで高値で販売されていた「決定版・駒落ち定跡」がリニューアルして出版されます。

八枚落ちから香落ちまで、全ての駒落ち定跡を網羅した本書は、月例会を戦い抜くあなたの強い味方となってくれること間違いなし。
私が初めて例会に参加した9年前(当時4級)、二枚落ちで有段者にボコボコにされた無念を晴らすべく手に取ったのが本書でした。今まで色々な将棋の本を買ってきましたが、一番読み込んだのがこの本です。駒落ち定跡は、上手の欠陥・弱点をとがめるようにできています。それは言うなれば、有利を優勢、そして勝勢に拡大していくための手筋、考え方が満載、ということでもあります。自分で指す指さないは別にして、上達のためには一度は勉強するべき、というのが管理人の正直な感想です。「定跡なんか煩わしい、自分の得意な戦法で戦いたい」というのも一つの考え方でしょうが、平手戦と駒落ち戦は性質が違います。駒落ち定跡の考え方を知っておけば、自分の得意戦法で戦うときも、定跡のエッセンスを取り入れた指し方ができるようになるのではないでしょうか。
とにかくオススメの一冊です。
この本で子供軍団がまた一段と強くなり、管理人の勝ち目がますます無くなっていくことが少々気がかりです(笑)

(管理人S)


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