平成23年度苫小牧民報杯争奪小中学生将棋大会レポート

今年は、中学生6名、小学生A8名、小学生B13名の計27名にご参加頂きました。
昨年から参加対象地域を苫小牧近郊から全道に広げた本大会。
今年も、倉敷王将戦北海道代表の武沢くんを初め、道内の強豪が集う大会となりました。

管理人が会場に到着すると、さっそく景品のかっぱえびせんを口にしている子がいました(笑)
苫小牧小中学生将棋教室が誇る?イエローカードコンビ、中1のIくんと小3のYくんです(笑)
大会前にもかかわらず、普段通りリラックスしていることだけは伝わりました(笑)
※景品を提供して下さった小橋さん、ありがとうございました。

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↑開会式、工藤支部長のお話に耳を傾ける子ども達。中央のテーブルには、地元苫小牧の子もいれば、旭川・札幌から来た子もいます。将棋を通じてできた友達の輪です。将棋は、素晴らしいコミュニケーションツールであることを再確認させてくれる風景です。
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↑みんな顔を上げて話を聞いています。これも将棋で培った集中力があればこそ…あ、後方左で駒をいじっている子が…(笑)

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↑2連勝同士で迎えた3回戦の大一番、武沢(左)-佐藤(右)戦。プロの丸山九段もびっくり?の1ℓペットボトルに目をやる武沢くん。水分補給の心配をすることなく盤上に集中できたことでしょう(笑)結果は佐藤くん勝ち。

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↑中学生は参加者6名のため総当りのリーグ戦で行いました。上は佐藤-金山戦。中学女子の参戦は民報杯史上初ではないでしょうか?最近、山ガール・囲碁ガールなど、女性の趣味がますます多様化しているようですが、将棋ガールも増えていってくれるといいですね。(結果は金山くん勝ち)

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↑休憩時の一コマ。中條幹事長のパソコンに興味津々の大関くんと村上くん。
子「これで何してるの?」
中「パソコンを使って組み合わせを決めているんだよ。触ったらだめだよ。何十万円もするからね。」
子「え~そんなに高いの~?」
そんなに高くはないよ(笑)

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↑1勝1敗同士、優勝決定戦進出のためには絶対に負けられない、小橋(左)-北川(右)戦。小橋くんは4年生のときに苫小牧民報杯小学生大会を制して以来、苫小牧の小学生を代表する一人としてずっと頑張ってきました。今日の将棋には、「小学生最後の民報杯だ」という思いや決意が表れていたように感じました。(結果は北川くん勝ち)

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地元勢同士の対決となった千葉(左)-狩野(右)戦。どちらも先日の佐々木杯に苫小牧Cチームとして参加し、貴重な経験を積んだ両者。特に狩野くんは4戦全勝と大活躍し、その勢いを駆って民報杯に乗り込んできた…と思っていたのですが、思わぬアクシデントが…。発端はお母さんの何気ないこの一言でした。
母「この前の佐々木杯は全勝だったけど、民報杯は(強い人が集まるから)全敗しちゃうかもよ。」
この言葉に動揺してしまったのか、狩野くんは「全敗するかも、全敗するかも…」とみるみる不安の色を濃くしてしまった、というのです。
会場に向かう車の中でも「1勝できるかなぁ…」と不安を隠せない様子だったとか。
強気の攻め将棋がウリの狩野くんにとって、弱気は最大の敵。
今日はいつもの力を発揮できなかったようでした。(本局も狩野くんの反則負け)
将棋に限らず、勝負事は実力に加えて、精神状態も大切な要素です。
実力をどれくらい発揮できるかは、そのときの精神状態が大きく左右します。
狩野くんのお母さんも、大会終了後反省しきりのご様子でした。
保護者の皆様、お子さんの体調管理のみならず、心のケアにもご留意ください…。

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↑小学生Bクラス、互いに3連勝で本局を制した方が優勝に王手をかける大一番、村上葉音(左)-岩崎(右)戦。対局中にもかかわらずバッチリカメラ目線の村上さんです(笑)先手・岩崎くんの四間飛車に村上さんは右四間飛車で対抗。後手から果敢に仕掛けましたが、先手がうまく反撃して徐々に差を広げそのまま押し切りました。岩崎くん優勝に王手!です。
局後、村上さんに「右四間飛車が得意なの?」と聞いたら、得意戦法の一つ、とのことでした。
村上さんのように得意戦法を持つ、ということは初心~中級くらいまではとても大切なことです。
右四間飛車は、駒組みが簡単でねらいもわかりやすく、おすすめの戦法の一つだと管理人も思っています。
こんな本もありますので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。



管理人は後半Bクラスの記録をとっていました。
その中で、逆転につぐ逆転となった、大関(悠)-村上(葉)戦の一コマを紹介します。

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・先手の大関くんが棒銀から2筋突破が確定し優勢
・後手の村上さんが飛車を転換して3筋からの成りこみを見せて逆転
・先手の大関くんが根性の受けを連発して村上さんのミスを誘い再逆転
で迎えた上の図の局面。
ここで先手に決め手がありました。
▲6三角or▲3一角で後手玉は寄っていました。
大関くんが選んだ手は▲2三角。
しかし、これも悪手ではありません。
以下、△5一玉▲6三歩△6二歩と進み、ここで▲6二歩成△同金▲4一角成!と指せば詰んでいました。
が、この筋も逃し、後手玉は左辺へと逃げ出していきます。
しかし、それでも依然先手が優勢。
しかし、大関くんが簡単な3手詰めを逃してしまい、さらに2三の角を6七に引く際に痛恨の成り忘れをしてしまい、再び逆転。最後は後手玉が4七まで逃げ込む形となり、大関くん無念の投了。
投了の直前、大関くんの顔がだんだんと赤らんでいくのがわかりました。
ちらっちらっと何度も親御さんの方を見ていた大関くん。
「勝っていた将棋だったのに…お父さん、お母さんごめんなさい。」
大関くんの心の声が盤側からも伝わるようでした。
勝った村上さんはすっとお母さんのもとへ。
「葉音、すごいじゃない~!」
と、我が子を抱きしめるお母さんと満面の笑顔で勝利を報告するお子さん。
心温まる光景でした。
このような様子を目にできることが、運営する人間にとっては何よりの喜びです。

Bクラスの最終戦は、4戦全勝の岩崎くんと3勝1敗の村上創音の対局。
村上くんが勝てば、4勝1敗で並び、優秀の行方はわからなくなります。
はたして…結果は何と村上くんの勝ち!
相振り飛車の激戦でしたが、村上くんが得意の攻め将棋を貫き、見事お姉さんの敵討ちを果たしました。
まだ小1の村上くん、今後の成長が楽しみです。
Bクラスの結果は、4勝1敗で3人が並びましたが、勝ち点の差で岩崎くんの優勝となりました。

Aクラスは4戦全勝の佐藤くんと3勝1敗で2位の武沢くんで改めて決勝戦が行われました。
武沢くんが予選での雪辱を果たし、勝利。民報杯初優勝を果たしました。

中学生クラスは旭川の高山くんが全勝で文句なしの優勝。
表彰式終了後、「急いで帰らないと、これから塾なんで…」という高山くんの言葉に一同仰天。
文武(将棋だから文文?)両道の高山くん、中学生の鑑です(笑)
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地元勢の意地を見せ、3位入賞を果たした金山くん。
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金山「今年で子ども大会は最後だから、優勝したかったんですが…」
中條「しばらくは受験勉強に専念して、高校生になったら、また将棋再開だな。」
金山「その前に高校生になれるかどうか…(苦笑)」
金山くんも味なことを言うようになったものです(笑)
将棋で培った根性と集中力で、受験戦争を勝ち抜いてくれることを願っています。

以下、結果を再掲いたします。
<中学生の部>
優勝:高山優希(北海道教育大学附属旭川中学校1年)
2位:田村瑛斗(札幌市立北辰中学校3年)
3位:金山祐介(千歳市立北斗中学校3年)
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<小学生の部Aクラス>
優勝:武沢涼介(砂川市立中央小学校5年)
2位:佐藤樹(札幌市立幌西小学校6年)
3位:北川廉(札幌市立北郷小学校6年)
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<小学生の部Bクラス>
優勝:岩崎秀真(三川町立三川小学校4年)
2位:村上創音(旭川市立東五条小学校1年)
3位:村上葉音(旭川市立東五条小学校3年)
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おかげさまをもちまして、今年の民報杯も大盛況のうちに終えることができました。
来年も11月3日(文化の日)に開催予定です。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
ご参加下さった皆様、ありがとうございました。

※なお、各クラスの決勝譜(特選譜)は年明け2~3月頃に苫小牧民報に掲載される予定です。
遠方の方もご覧になれるよう、支部で手配いたします。
近くなったらまたご連絡いたしますので、よろしくお願いします。

(管理人S)
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