第8回文部科学大臣杯小中学生将棋団体戦レポート

苫小牧支部で小中学生将棋教室を始めて早数年。
今年、久々に小学生の部で出場することができました。
(数年前にO谷くん率いる緑小チームが出場して以来?)

【苫小牧市立豊川小学校】
先鋒:坂下哉汰(5年)
中堅:畠山莉瑠(5年)
大将:横山俊(4年)

1回戦●豊川小VS札幌市立北九条小○ 
先鋒●坂下くん-Yくん○
中堅●畠山さん-Iくん(弟)○
大将●横山くん-Iくん(兄)○
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↑1回戦に臨む豊川小チーム(左から横山くん・畠山さん・坂下くん)

坂下くんは今回が公式戦初出場だったにもかかわらず、堂々とした指し回しで一時はリードを奪う局面もありました。
中盤、やや苦しいながらもまだこれから、ということろで痛恨の二歩を打ってしまい反則負けとなってしまいました。
二歩は最も犯しやすい反則の一つです。歩を打つ前は、必ずその筋に歩がないか確かめるようにしましょう。
畠山さんは教室で勉強した矢倉囲いから棒銀の攻めを繰り出し優勢を築きます。途中、4四の角で6二の金をタダ取りする手があり、これを見つけていれば勝勢だったでしょう。しかし、相手の勝負手に応手を誤り、無念の逆転負けとなってしまいました。
横山くんは、小学生強豪のIくん相手に粘りを見せましたが、力強い攻めに屈しての敗戦。
厳しいスタートとなりました。

2回戦●豊川小VS札幌市立手稲鉄北小○
先鋒●坂下くん-Yくん○
中堅●畠山さん-Tくん(兄)○
大将●横山くん-Tくん(弟)○
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↑頬杖をついて考え込む坂下くん。相手玉を詰ますまでもう一息まで迫ったのですが…

苫小牧民報杯に2年連続で参加して頂いているT兄弟のチームが2回戦の相手。
坂下くんは四間飛車から鋭い攻めを繰り出し、飛車を成りこみ優勢を築きます。
勝利まで、あと一歩、というところで、相手の馬の利きを見落とし、要の竜を取られてしまい逆転してしまいました。
将棋は「あと少しで勝ちそう」というときが一番危ないのです。
盤面を広く見て、相手の駒の利きを念を入れて確かめることが大切です。
畠山さんはTくんの速攻棒銀の攻めに合い完敗。
ちょっと手合いが違いすぎたのでしょうがないです。
こういう攻め方があるんだ、ということを収穫にしてほしいです。
大将戦は横山くんの四間飛車にTくんの居飛車穴熊。
中盤、苦しい局面でしたが、成れない場所で角を成る反則を犯してしまいました。
粘ればどうなるかわからない将棋だったかもしれません。
非常にもったいない終わり方でした。
1回戦に続き、2回戦も3戦全敗。

3回戦●豊川小VS札幌市立北九条小○ ※1回戦と先後入れ替え
先鋒●坂下くん-Yくん○
中堅●畠山さん-Iくん(弟)○
大将●横山くん-Iくん(兄)○
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↑「悲願の一勝を!」心に期するものをもって戦いに挑む豊川小チーム

参加チームが3チームだったため、初戦と先後を入れ替え各チーム計4局戦うことになりました。
坂下くんは中盤まで互角の戦い。
しかし、要所で駒を損するミスを重ねてしまい、戦力の差で押し切られてしまいました。
中堅戦は形勢が何回も入れ替わるすさまじい戦い。
畠山さんが利きを見逃し、大駒をタダで取られるミスを犯してしまったのですが、その直後Iくんにミスが続き、大駒を取り返した畠山さんが優勢に。
龍と馬を作って確実に攻め、詰めろがかかったのですが…。
1手詰めを見逃し、玉近くの駒を取りに行ってしまったため、王手をされ、さらに逃げ間違えて大逆転負けとなってしまいました。
ついに苫小牧支部初勝利か!?と思われただけにとても残念な一局でした。
大将戦は相振り飛車。Iくんの三間飛車からの△3六歩▲同歩△5五角の攻めが厳しく、そのまま押し切られてしまいました。

4回戦●豊川小VS札幌市立手稲鉄北小○ ※1回戦と先後入れ替え
先鋒●坂下くん-Yくん○
中堅●畠山さん-Tくん(兄)○
大将●横山くん-Tくん(弟)○
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↑格上の相手にもひるまず、日頃の鍛錬の成果を発揮しました。

坂下くんは居玉のまま飛車角を自由奔放に繰り出しましたが、きっちりと受け止められて敗戦。
将棋は自己流の戦い方ではなかなか勝つことはできません。
坂下くんとYくんを比べて見ると、局面での判断力に大きな差はないように感じました。
これから攻め方・囲い方の基本をしっかり身につければ、もっといい勝負ができるようになるはずです。
畠山さんの相手は前局で完敗したTくん。
今回はがっちりと矢倉模様の将棋に持ち込み粘ります。
攻め込むことはできませんでしたが、粘り強い将棋で簡単に土俵を割りませんでした。
敗れはしましたが、遥かに格上の相手に善戦しました。
横山くんとTくんの将棋はまたも四間飛車対居飛車穴熊。
駒組みの時点ではまずまずだったのですが、
Tくんの仕掛けが機敏で優勢を築くとあっという間に寄せ形に持ち込まれてしまいました。


結果、チームとしては全敗、さらに個人としても12局全敗、と大変残念な結果だったのですが…
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めでたく3位入賞(笑)
※(注)3チーム中3位です

立派なメダルに加えて賞品の恐竜展招待券をゲットし大喜びの三人でした。

結果こそ残念でしたが、同一校で三人一組のチームを作らなければ参加できない本大会に、苫小牧支部から参加できたことに大きな意義がありました。
当支部の子ども将棋人口の裾野が広がってきていることの証左と言えるでしょう。
また、大会を通して教室生達の課題も明らかになりました。

・盤面を広く見て、駒をタダで取られないようにすること。
・簡単に相手の駒を取らないこと。(相手の駒が利いていないか何度も何度も確認する)
・駒を損する攻め方をしないこと。
・相手のペースに合わせて早指しをしないこと。よく考えてから指す習慣をつけること。
・反則をしないこと。
・終盤力を鍛えること。
・終盤の考え方を身につけること。
課題はまだまだ挙げればキリがありませんが、これらが重要課題と言えるでしょう。
一方で、教室で力を入れて指導してきた序盤の定跡学習はある程度の成果が見られました。
序盤にきちんと駒組みすれば、格上の相手にも簡単に負けない戦いができることがわかりました。

今後の将棋教室の指導内容を考える上で大きなヒントを得ることができました。
豊川小チームは全員5年生以下なので、来年も参加できそうです。
もう少し同校の会員が増えれば2チーム参加も夢ではありません。
来年に向けて、来週からまた将棋の勉強を頑張りましょう!

<おまけ>
北海道将棋会館1Fの道場で、先日の北海道アマ竜王戦で優勝した斉藤豪士さんを発見!
中條幹事長の計らいで斉藤さんからサインを頂きました(笑)
「北海道で一番強い人にサインをもらっちゃった!」と子ども達は大興奮。
斉藤さん、ありがとうございました。
120603006
↑「先生は元北海道竜王なんだよ。」とさりげなく子ども達にPRする中條先生(左)と想定外のサイン攻めに遭い、困惑気味の現北海道竜王の斉藤さん(中央)

(管理人&豊川小チーム監督S)
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