ピンについて

今日の初級の詰め将棋は、「ピン」の手筋をつかった問題を集めてみました。
・・・って有段者でも「ピンって何?」と思われた方が多いと思いますので、説明します。
たとえば昆虫標本。チョウやカブトムシが針で台紙に固定されています。あれがピンです。
もともとチェスの用語で、「相手の駒を釘付けにする」といった意味です。
将棋でいえば
「王手されている駒を守りの駒でとってしまうと、飛・角・香が相手の玉を素抜いてしまうから、その守りの駒が動けない状態」
をいいます。

ピンのもっともわかりやすい例は、これです↓↓

2018-06-23c.png

▲7四桂と王手されています。△7三歩で桂を取りたいのですが、▲5五角がにらんでいるから、取れません。
この「▲5五角ににらまれているから△7三歩が動けない」状態のことを、チェスではピンと呼んでいます。

詰め将棋では、1手詰め、3手詰めでも、ピンはとてもよく出てきます。
ただ、日本の将棋では「ピン」に相当する技術用語はありません。たいへん不思議なことです。
詰め将棋の解説をするときに表現に困るので、「どこかで説明しないとなぁ・・・」と思っていました。

今回、ピンを使ったごく初歩的な問題として、たとえばこんな3手詰めを出題してみました(正解はあえて記載しません)。

2018-06-23D.png

解いた生徒さんは、たとえば初段~二段の指導者に6枚落ちの手合いだと大変かも、というくらいの棋力が中心。「ピン」という言葉の説明は一切していません。さすがにちょっとむずかしいだろう、と思っていたのですが、それでも半数くらいの生徒さんが、悩んだ末に正解にたどりつけたようです。

子どもの柔軟な脳は、概念をまったく教えていなくても、例題をたくさん見るだけで、ちゃんと本質を直感的に把握してしまうようです。今日とても感心したことでした。

<文責 大谷和広>
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

日本将棋連盟苫小牧支部

Author:日本将棋連盟苫小牧支部
FC2ブログへようこそ!当支部へのお問い合わせは…tomakomaishogi-receiveonly☆yahoo.co.jp
※☆を@に変えてご送信下さい。

小中学生将棋教室生徒募集中!
180224_とまこむ記事
お問い合わせは支部メールにてお願いします。
カウンター
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ

カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR