FC2ブログ

はじめの一歩からの指導 ③

前回は、将棋のルールをお子さんに自然とおぼえてもらうために、「どうぶつ将棋」を使うとよい、ということをやりました。

<将棋のルール>
  ① 駒には種類に応じた動き方がある
  ② 自分の駒と相手の駒を、決まった配置にしてスタート
  ③ 交互に駒を盤上で動かす
  ④ 相手の駒は取ることができる
  ⑤ 取った相手の駒は自分の駒として打てる
  ⑥ 相手の玉を詰ましたら勝利 

20190104182555d06.jpg
どうぶつ将棋の初形配置

 前回は初形の配置までやりました。今回はその後の指導です。
 まず、詰みまでの手順を大盤で並べます。

<大盤で並べる手順の例> 
1 ▲B2ヒヨコ  2 △同ゾウ
3 ▲B3ゾウ   4 △C1ライオン
5 ▲C3キリン  6 △同ゾウ
7 ▲同ライオン  8 △B1キリン
9 ▲C2ヒヨコ   まで先手勝ち

 講師にとって進めやすいのは「手順を並べながらルールの説明も同時にやる」方法です。

<初手の説明> ルール④を説明する
(講師)相手の動物を捕まえよう
     (B2のヒヨコをつかんで向きを直し、盤側右下に貼る)
    捕まえたら自分の動物を前に進める
     (B3のヒヨコをB2に動かす)

<2手目の説明> ルール③④⑥も説明する
(講師)相手が放っておくとどうなりますか?
     (「ライオンを捕まえる!」などの声)
    そうですね でも次は相手の番です
    相手は王手をはずします ヒヨコを取り返しましょう
     (B2のヒヨコをつかんで向きをさかさまにし、盤側左上に貼る)
    相手も捕まえたら、動物を前に進めます
     (C1のゾウをB2に動かす)

<8手目の説明> ルール⑤を説明する
(講師)みなさんはさっきゾウを捕まえました
     このゾウはつよい味方です 相手のライオンに王手できます
      (▲B2ゾウと打てば王手キリン取りになる)
     でも次は相手の番です ゾウを打たれないようにまもります
      (A1のキリンをB1に動かす)
    
 以下省略しますが、こんな感じで説明しながら詰みまで進めます。

201901051329213ef.jpg
9手目▲C2ヒヨコ 「なんていうの?」「キャッチ!」

 解説のときに、対局時のマナーにも触れるとよいでしょう。
 開始のときに「よろしくお願いします」。
 終了のときに「負けました」「ありがとうございました」。
 この習慣は、どうぶつ将棋の段階で身につけておいたほうがよいです。
 
 いったん詰みまで解説したら、生徒に初めてどうぶつ将棋セットを配ります。
 はじめから目の前にセットがあると、つい開けて、遊びたくなります。
 どうぶつ将棋セットをいつ配るか、タイミングは考えておきます。

 その次にすることは、たとえば
  ア.大盤を見ながら生徒が目の前の盤で手順を再現する
  イ.講師と対局する(多面指し含む)
  ウ.生徒同士で対戦する
などです。
 アの「大盤での手順の再現」は、最初のうちは案外とできないものです。時間があればやったほうがよいと思います。
 イの「講師との対局」の場合は、生徒が大盤でやった想定手順を覚え、その通りに進めたら、講師も詰みまでその通りに進めます。勝つために手順を覚える努力と、勝ったときの喜びを、同時に実感してもらえます。
 ウの「生徒同士の対戦」の場合は、勝ち負けより、繰り返し指して慣れてもらうのが目的です。騒がしくなったら注意しましょう。マナー(「3つのあいさつ」と「口を閉じて指す」)ができているかをチェックします。
 ルール違反がしばしば起きます。その場で指摘する。1局終わってから言う。大盤で「こういう反則が多かったよ」と振り返る。どれもありだと思います。

<文責 大谷和広>
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

日本将棋連盟苫小牧支部

Author:日本将棋連盟苫小牧支部
FC2ブログへようこそ!当支部へのお問い合わせは…tomakomaishogi-receiveonly☆yahoo.co.jp
※☆を@に変えてご送信下さい。

小中学生将棋教室生徒募集中!
180224_とまこむ記事
お問い合わせは支部メールにてお願いします。
カウンター
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ

カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR