FC2ブログ

詰将棋解答(令和2年9月12日出題)

小中学生教室では、対局開始前の10分間、頭の体操をかねて、詰将棋を解いてもらっています。

今回は、飛と金が主役の詰将棋を出題しました。
少しの配置のちがいで詰め方が異なってきます。
相手の応手を考え、3手先を読んで、「どの手がよいか」選びましょう。


2020-09-12 (1)
① ア ▲4二飛 イ ▲3二飛 ウ ▲4一飛




  ↓↓ 正解はコチラ ↓↓





<正解> 「イ ▲3二飛」
<詰め手順> ▲3二飛 まで1手詰め
<解説>
持ち駒が金なら、▲3二金としても△1二玉と逃げられる。
飛は遠くに効きが届くので、1二に逃げられないのがポイント。
<これは間違い>
「ア ▲4二飛」は△3三玉と逃げられる。玉の逃げ道に気をつけて攻めを選ぼう。
「ウ ▲4一飛」は王手でない。



2020-09-12 (2)
② ア ▲4二飛 イ ▲3二飛 ウ ▲2三飛




  ↓↓ 正解はコチラ ↓↓





<正解> 「ア ▲4二飛」
<詰め手順> ▲4二飛 △2三玉 ▲3二飛成 まで3手詰め
<解説>
さきほどの図とちがって、2三に逃げるところがある。
▲4二飛と離して打つのがポイント。△2三玉とされたときに▲3二飛成と龍を作れば詰む。
<これは間違い>
「イ ▲3二飛」は△2三玉とされ、龍が作れないので王手が続かない。▲3三とは△同桂と取られる。
「ウ ▲2三飛」は△同玉で詰まない。攻め駒が2枚しかないので、大事にしよう。



2020-09-12 (3)
③ ア ▲2一金 イ ▲3二金 ウ ▲3一金




  ↓↓ 正解はコチラ ↓↓






<正解> 「イ ▲3二金」
<詰め手順> ▲3二金 △1二玉 ▲2一龍 まで3手詰め
<解説>
初手▲3二金と玉の横から打つのが「腹金」(はらきん)。
△1二玉とよけたら、打った金の効きを使って▲2一龍と迫れば、詰み。
<これは間違い>
「ア ▲2一金」は△1二玉とされ、▲3二龍△2二香(桂・金・飛)合▲同金△同角で詰まない。△3三角が守っているので、合い効かずではない。
「ウ ▲3一金」は王手でない。



2020-09-12 (4)
④ ア ▲2一金 イ ▲3二金 ウ ▲4二飛成




  ↓↓ 正解はコチラ ↓↓





<正解> 「ア ▲2一金」
<詰め手順> ▲2一金 △1二玉 ▲1一金 △2二玉 ▲2一飛成 まで5手詰め
<解説>
初手▲2一金と玉の下から打つのが「尻金」(しりきん)。
△1二玉とよけたら、▲1一金とさらに金を寄って王手する。
△2二玉ともどったときに、▲2一飛成と龍をつくれば、△1二玉とも△3二玉ともできず詰む。
なお▲2一飛成でなく▲2一金とすると、△1二玉で「千日手」。王手連続の千日手は反則負けなので注意。
<これは間違い>
「イ ▲3二金」は△同玉と取られて詰まない。
「ウ ▲4二飛成」は△3二合で詰まない。一間龍の形だが、3三に空間がないので▲3三金と打てず、王手が続かない。



2020-09-12 (5)
⑤ ア ▲3二龍 イ ▲1三金 ウ ▲2二金




  ↓↓ 正解はコチラ ↓↓





<正解> 「ウ ▲2二金」
<詰め手順> ▲2二金 △同玉 ▲3一角 △1二玉 ▲3二龍 まで5手詰め
<解説>
▲3四龍が攻めのてがかり。
初手▲2二金は、攻めの手がかりのほうに玉を誘いだす捨て駒。△1三玉は▲2三龍で詰むので、△2二同玉の一手。
▲3一角と1三に逃げられないように王手し、攻めの手がかりを増やしてから▲3二龍とする。
△2二合は▲同龍または▲同角成と取られて無駄合い。「合い効かず」の詰み。
<これは間違い>
「ア ▲3二龍」は△2二合とされ、▲同龍は△同玉で詰まない。大駒で王手するまえに、合い効かずの形を作ろう。
「イ ▲1三金」は△同玉。▲3一角には△2二合とされ、合い効かずでないので攻められない。



2020-09-12 (6)
⑥ ア ▲3二龍 イ ▲1三金 ウ ▲2二金




  ↓↓ 正解はコチラ ↓↓





<正解> 「イ ▲1三金」
<詰め手順> ▲1三金 △同桂 ▲3二龍 △2二合 ▲2一銀 まで5手詰め
<解説>
初手▲1三金は意外な捨て駒。△1三同玉には、龍の横効きに▲1四銀と打ち、△1二玉▲2三銀成で駒余りの詰み。
△1三同桂には▲3二龍と王手する。△2二合に▲2一銀が決め手で詰む。
△1二玉・△2二合・▲3二龍の形を「一間龍」(いっけんりゅう)という。一間龍は、合い効かずでなくても王手をしてよい。
<これは間違い>
「ア ▲3二龍」は、△1三玉と逃げられて詰まない。また△2二合とされても、▲2一銀と打てないので詰まない。正解手順は、▲1三金△同桂と取らせて、①1三の逃げ道をふさぐ、②2一にスキマをあける、という一石二鳥の手筋だったことがわかる。
「ウ ▲2二金」は△同玉のときに、持ち駒が角ではなく銀なので、▲3一銀△1三玉で足りない。



2020-09-12 (7)
⑦ ア ▲4二金 イ ▲4一飛 ウ ▲3二金




  ↓↓ 正解はコチラ ↓↓





<正解> 「ウ ▲3二金」
<詰め手順> ▲3二金 △同玉 ▲5二飛 △3一玉 ▲4二飛成 まで5手詰め
<解説>
ヒントにあるとおり、△2二玉から△1三玉と逃げられると詰まない。▲3二金は玉を逃がさないための捨て駒。△同玉に▲5二飛と二段目にきかせば、もう△2二玉とできない。なお、△3一玉とされたときに▲4二飛成と龍を作る手をのこしておくため、▲5二飛と離して打つのが正しい。
<これは間違い>
「ア ▲4二金」は△2二玉▲3二飛△1三玉で詰まない。
「イ ▲4一飛」は△2二玉▲3二飛△1三玉で詰まない。



2020-09-12 (8)
⑧ ア ▲4二金 イ ▲4一飛 ウ ▲3二金




  ↓↓ 正解はコチラ ↓↓





<正解> 「イ ▲4一飛」
<詰め手順> ▲4一飛 △2二玉 ▲3二金 △同玉 ▲4二飛成 まで5手詰め
<解説>
今度は△2二玉から△3三玉と逃げられる手に注意する。
初手▲4一飛は△同玉なら▲4二金の頭金をねらった手。
△2二玉と逃げるが、ここで▲3二金が好手。
△1二玉は▲2一飛成なので、△3二同玉と取るしかないが、▲4二飛成でピッタリの詰み。
<これは間違い>
「ア ▲4二金」は△2二玉▲3二飛△1一玉で詰まない。
「ウ ▲3二金」は△同玉▲5二飛に△3三玉で、上が広くて詰まない。



2020-09-12 (9)
⑨ ヒント「馬の守りをどかします」




  ↓↓ 正解はコチラ ↓↓





<詰め手順> ▲2一金 △1二玉 ▲3二龍 △同馬 ▲1一金打 まで5手詰め
<解説>
第③④問と似た形。
△3三馬が守っているので、初手▲3二金は△同馬と取られる。
そこで初手▲2一金と打つが、△1二玉と逃げたときが問題。
▲1一金は△同馬と取られる。▲1一金打は△同馬▲同金△2二玉▲2一龍に対し、△3三馬がいなくなったので△3三玉と逃げられる。
3手目は▲3二龍と、攻めの中心にみえる龍を思い切って捨てるのが正解。△同馬と取らせれば、馬の効きがそれたので、▲1一金打で詰む。
なお▲3二龍に△2二銀合も、▲1一金打とすれば、△同銀は玉を抜かれてしまうので反則。従って、詰んでいる。



2020-09-12 (10)
⑩ ヒント「持ち駒はすべて捨てます」




  ↓↓ 正解はコチラ ↓↓





<詰め手順> ▲3二金 △1二玉 ▲2四桂 △同銀 ▲2二金 △同玉 ▲3二飛成 まで7手詰め
<解説>
第⑤問・第⑥問に似た形。
攻め駒が▲3五飛と▲4四桂、守りの中心が△2三銀で、効きが3二に集中している。
初手は攻防のポイントとなる3二に金を打つ。△同銀は▲同飛成で攻める方が数で勝つ。△1二玉と逃げるしかない。
続いて、持ち駒に桂があるので▲2四桂と王手し、△同銀と取らせる。
そこで初手に打った駒を▲2二金と捨てる。△同玉で何をやったかわからないが、初形とくらべると△2三銀が2四に移動し、3二の守りが弱くなっている。
あとは▲3二飛成と龍を作れば、△1二玉と逃げられず、詰みだ。
7手以上の詰将棋では、最初に打った駒を最後に捨てて詰みあげる手がよく出てくる。覚えておこう。


2020-09-12 (11)
⑪ ヒント「尻金で連続して攻めます」




  ↓↓ 正解はコチラ ↓↓





<詰め手順> ▲2一金 △3三玉 ▲4三金 △同金 ▲3二金 △同玉 ▲3一飛成 まで7手詰め
<解説>
第④問の応用。
初手▲2一金と「尻金」で王手する。△1二玉なら▲2二金打△同金▲1一金と5手で詰む。
△3三玉と逃げられたときに、△3二金が守りの駒としてよく働いている。そこで、まず▲4三金と捨て、△同金と取らせて、守りを弱くする。
ここで▲3一飛成は△3二合で詰まない。金のナナメ下は弱点なので▲3二金ともう一度捨てる。△同玉と取らせれば、玉が飛に近づく。それから▲3一飛成とすれば、合駒はできず詰んでいる。



2020-09-12 (12)
⑫ ヒント「意外な場所で詰みます」




  ↓↓ 正解はコチラ ↓↓





<詰め手順> ▲3二金 △同玉 ▲4二飛 △3三玉 ▲3四金 △同玉 ▲4四飛成 まで7手詰め
<解説>
第⑦問、第⑧問を解いたときに学んだ知識をフル活用してほしい。
△1三歩がないので、△2二玉から△1三玉と逃げられるとまずい。従って△2二玉とされるまえに、初手▲3二金と捨てて、二段目の飛打ちで攻めるしかない(第⑦問)。
しかし△3三歩がないので、▲4二飛成の形でないと、△3三玉と逃げられる(第⑧問)。上部に逃げた玉をどう詰ますかが難しい。
3手目、▲5二飛と打ち、△3三玉▲4二飛成△2四玉▲2五金という手もある。持ち駒の金と▲2六歩を生かした追い方だが、△1三玉と逃げられ、きわどく詰まない。
発想を変え、▲4二飛と直に打ち、△3三玉に▲3四金とタダ捨てが好手。さらに上に逃がすようだが、銀のナナメ後ろの効きに▲4四飛成とすれば、龍の威力でピッタリ詰んでいる。▲2六歩があるので2五に逃げられない点に注目。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

日本将棋連盟苫小牧支部

Author:日本将棋連盟苫小牧支部
FC2ブログへようこそ!当支部へのお問い合わせは…tomakomaishogi-receiveonly☆yahoo.co.jp
※☆を@に変えてご送信下さい。

小中学生将棋教室生徒募集中!
180224_とまこむ記事
お問い合わせは支部メールにてお願いします。
カウンター
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ

カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR